タンザニアのマグフリ大統領は今年4月の大橋開通式典の挨拶で、「中国企業に非常に感謝する。あなた方の仕事は大変素晴らしい。大橋の開通はダルエスサラームの発展に戦略的意義を持ち、計画中のキガンボニ濱海新区の観光業の発展をけん引する」と述べた。
大橋の建設に参加した中国中鉄建工集団東アフリカ公司の謝志翔・総経理は、「ニエレレ大橋はタンザニアでの中国技術の成功例であるだけでなく、タンザニアに1000人分を超える雇用をもたらした。中国の技術と管理の経験は現地に根付き、タンザニアで橋梁建設の人材育成にも寄与した。
中国はタンザニアの隣国ケニアでも鉄道を建設。鉄道の全長は480キロ、建造費は38億米ドルで、すでに全線開通している。近い将来、近代的な「鉄のドラゴン」が東アフリカ高原を貫き、港湾を繋ぎ、東アフリカ地域の発展をサポートするだろう。
世界銀行のリポートによると、21世紀に入ってからサハラ以南「サブサハラ」のアフリカ経済は力強く成長しており、同地区と中国の経済連携は密接不可分な関係にある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月5日