ミャンマー戦略・国際研究所のシニア研究員を務めるミント氏は、「一帯一路」が中国の持つ国際的影響力をますます大きくしていると指摘。「一帯一路」の建設は、国際対話の促進や世界のチャイナ・ドリームに対する理解を深めるとの見方を示した。タイのランシット大学外交・国際研究所のソンポン所長も、「一帯一路」が時代の流れになると分析。「欧州やアジアの多くのフォーラムで、‘一帯一路’について多くの国が話しているのを耳にする。毎月、毎週ほとんど‘一帯一路’をテーマとした会議が開かれ、これは世界どこでも同じような状況だ」と述べている。
フォーラムでは、中国が提唱する「周辺国との運命共同体建設」の新理念について、◇中国と周辺国との善隣・友好、ウインウインパートナーシップの広がりと深化、◇中国と周辺国の緊密な共通利益ネットワーク構築による双方の利益融合レベルの引き上げ、◇中国の発展による周辺国への恩恵付与と周辺国の共同発展による中国への利益と助力の付与、◇胸襟の開放とポジティブな態度による地域協力の促進――を図るとの内容が確認された。運命共同体の建設はウインウインを深め、地域の安全保障協力を推進し、民心の疎通を促進する見通しだ。