中国石油大学(北京)工商管理学院の劉毅軍教授は、天然ガス価格改革の全体構想をもとに、政策策定者が政府の監督管理のもと、市場による価格決定を徐々に進めようと考えていると分析。近年の状況をみると、市場は柔軟な値決めメカニズムを必要としており、一部企業がすでに需給バランスに応じた異なる価格決定を始めていると指摘した。
既出の政策のうち「化学肥料利用ガス価格市場化改革の推進に関する通知」は、天然ガス価格形成メカニズムの意思決定を市場にゆだねる内容だ。化学肥料用ガス価格を11月10日から全面的に自由化し、需給双方が協議によって決定することを要求。また、化学肥料用ガスを石油天然ガス取引センターなどのプラットフォームに上場させ、市場取引による価格形成を通じた価格の透明性向上を促進している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月22日