中国国家発展改革委員会(発改委)はこのほど「再生可能エネルギー発展の『十三五』(第13次5カ年計画、2016-2020年)計画」を発表した。「十三五」期に再生エネルギー分野の新規投資額は2兆5000億元と、「十二五」(第12次5カ年計画、2011-2015年)期に比べて約39%増加する見通しだ。
再生可能エネルギーとは、水力、風力、太陽エネルギー、バイオマス、地熱、海洋エネルギーなどを指す。計画によると、2020年をメドに、再生可能エネルギーの発電設備容量は6.8億kw、発電量は1.9兆kwhと発電量全体の27%を目指す。
2020年までの計画目標は、水力発電の新規設備容量が6000万kw、新規投資が5000億元。風力発電の新規設備容量が8000キロワット、新規投資が7000億元。太陽エネルギーの各発電所の設備投資は1兆元。バイオマス発電、太陽熱温水器、メタンガス、地熱エネルギー利用など、「十三五」期全体の再生可能エネルギーへの新規投資は合計2.5兆元と、「十二五」期間に比べて約39%増加する見込み。「十二五」期の再生可能エネルギー投資需要は約1.8兆元とみられている。