年末年始に、人々が関心を寄せる食品安全問題の朗報が伝わった。中国は昨年末までに、約1100項目・2万指標の食品安全国家標準体制を形成し、すべての食品類型および主要危険要素を網羅した。
食品安全問題の取り締まりに本腰
新しい「食品安全法」が発表されると、中国の監督管理部門は食品生産・経営の際立った問題の取り締まりに本腰を入れた。国家食品薬品監督管理総局は現在、国・省・市・県の3264の監督管理機関、782の検査機関による監督・サンプリング体制を構築し、2916県(区)の食用農産物サンプリングデータ直接報告システムを構築している。昨年10月末までに、91万5000ロットのサンプリングを実施し、結果を公表している。合格率は97.5%。
報告書によると、食品薬品監督管理部門は第1−3四半期に食品生産・経営企業を延べ1537万社検査した。違法・規定違反生産経営主体が延べ43万6000社、違法・規定違反問題が50万1000件に達し、改善済みの生産経営主体は延べ51万社。処分は10万6000件、商品の金額にして約2億5000万元。罰金は約9億6000万元。
約1100項目の食品安全国家標準
食品生産・経営問題の改善には、統一的な食品安全標準が必要だ。国家衛生・計画生育委員会が中心となり約5000項目の食品標準の整理・統合を完了し、国家食品薬品監督管理総局や中国農業部などの部門と共に、926項目の食品安全国家標準を発表した。さらに昨年末までに約130項目を発表し、約1100項目の食品安全国家標準体制を整えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月4日