中国高校伝媒連盟と■(■は虫偏に馬)蟻金服傘下の支付宝(アリペイ)は1月、中国各地の大学や専門学校4000校余り、1000万人余りの現役大学生の消費データをまとめた。買物、旅行、資産管理、交際、公益などをカバーすると同時に、大学生が関心を持つ学校間、性別、星座による収支の違いも示した。
2016年に1990年代生まれの中国人のモバイル支払率は92%近くに上った。オンライン決済サービス「支付宝」での1人当たり各種支払額は約4万839元で、2015年比97%増加した。1人当たり支払回数では、浙江体育技術学院が925回でトップだった。上位50大学の平均は670回。
淘宝での買物はファッションが20.77%、通話料が11.02%、化粧品が8.04%で、デジタル製品、アウトドアスポーツ、靴・かばん、食品、携帯電話、住居関係と続いた。女子大学生の支払回数は大学生全体の56.61%を占め、男子大学生の43.39%を上回った。だが支払金額では女子学生は49.78%で、男子学生の50.22%を下回った。
南開大学文学部メディア学部の陳鵬学部長は取材に「大学生は固定収入がなく、支出が比較的理性的だ。そのため大学生は製品の価格に敏感な層であり、理性的だ。お金に関わることには自らの考えがある」と指摘した。
吉林大学商学部の金暁トン副学部長は「大学生はまだ独立した収入源がなく、自らの観点で有効に規範化し、理性的な消費観を樹立しなければならない。消費の前にしっかりと計画し、何を買うべきか、何を買わなければいけないか、何を買えるか、何は買っても買わなくてもいいか、社会資源に対しても過大な浪費はできない」と指摘した。