韓国紙「中央日報」は2日、「韓国電池企業が中国で締め出し THAAD報復が再び強化」と題する記事を掲載した。自動車業界筋の情報によると、中国の関連部門は昨年、新エネルギー・電気自動車の補助金リストを発表したが、サムスンとLG関連の電池製品は除外されたとしている。「朝鮮日報」は在中韓国大使館からの情報として、当時中国側は498車種を補助金の対象としていたが、午後になって突然、そこから5車種を除外した。リスト入りしながら除外された車種は全て韓国製の電池を搭載した自動車だったとしている。これは実質的に、中国市場での韓国製品の販売が困難な状況になったことを意味すると、「ソウル新聞」は論評する。
韓国テレビ局のCBSは、「中国は年初より報復措置を採っており、今年の韓中関係は引き続き赤信号が続く」と論評する。韓国自動車電池企業が中国市場で締め出されている以外、韓国の航空会社も1月のチャーター便が許可されなかった。これは中国の春節期のシーズンで人稼ぎしたかった韓国の航空会社を大いに失望させた。このような措置は前代未聞である。中国はTHAADを、領土の主権に関連する重大な利益と密接な関係があるとみなしており、同時に強く反対し続けている。もしTHAADが完全に配備された場合、中国の制裁措置はさらに強くなるとの見方もある。