また、貨幣政策が安定しており、金融管理・監督が整備され続けていることも、国民にとって良い外貨準備高の状態を作る。
張氏によると、「外貨準備高が減少しているものの、消失しているのではなく、企業の海外投資プロジェクトや住民の外貨資産へと転化している。このような転化は、外貨準備高が経済発展や社会民生に寄与する機能の発揮を促進する。また、実際には中国経済はすでに、外貨準備高にそれほど頼る必要のない段階にまで発展している。そして、現在、海外で決済や決算、外貨準備などで人民元が使われるケースが増加している」。
その他、中国は外資を一層呼び込む政策を実施しており、外貨準備高が増加するきっかけとなると見られている。商務部(省)の関係者は、「今後、『外商投資産業指導目録』や関連の政策・法規の改正を通して、サービス業や製造業、採鉱業などの分野への外資参入規制が大幅に緩和される」と予想している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年1月10日