調査によると、回答者の28.4%が「1回転職したことがある」と答え、33.6%が「2回」、14.0%が「3回」、8.0%が「3回以上」とし、「就職してから転職したことはない」と答えた人は14.7%だった。
転職がますます頻繁になっているのはなぜか。調査によると、回答者が最大の要因として挙げたのは、「よりよい待遇を得るため」で67.1%に上った。さらに調査を進めると、46.4%が「単純によりよい待遇を求めて転職する」とし、26.3%が「転職しない」とし、27.3%が「何とも言えない」とした。属性別にみると、「単純によりよい待遇を求めて転職する」の割合が最も高かったのは、在職年数別では在職3~5年の人、賃金別では月収3万元以上の人、地域別では北京・上海・広州・深センの人だった。
調査では、回答者の65.5%が「転職は賃金アップの有効な方法」と考えていることがわかった。さらに細かくみると、「非常に有効な方法」とした人は8.2%、「比較的有効な方法」とした人は57.3%で、「あまり有効でない」は19.3%、「効果がない」は2.3%、「何とも言えない」は12.9%だった。
▽77.5%が雇用単位に賃金アップ・昇進の合理的な制度構築による人材引き留めを希望
調査によると、転職を促すその他の要因として挙げられたのは、「賃金上昇が見込めない」(41.5%)、「昇進が見込めない」(38.8%)、「労働環境がよくない」(32.9%)、「自分のキャリアを豊かにするため」(28.5%)、「(今の職場では)学ぶものがない」(28.0%)、「年度末のボーナスや奨励金が少ない」(26.9%)、「重用されない」(24.9%)、「自分により合った仕事・環境を見つけるため」(23.2%)、「仕事がきつい」(19.8%)などだった。
転職する人は多いが、調査によれば、回答者の72.7%が「安定した仕事を望む」と答え、「何回も転職したい」とした人は12.2%にとどまった。属性別にみると、安定志向が最も強いのは、在職年数別では10年以上または3年以下の人、賃金別では月収8千元以下と1万5千~3万元の人、地域別では郷・鎮と農村の人だった。