「中国製造2025」戦略を一段と推し進めるために、中国工業情報化部(工信部)は2017年に「中国製造2025」省・市別ガイドラインを改訂する。これにより、各地域の差異化発展と重点分野の生産力強化を合理的に進める方針だ。第2に、20-30の基礎的条件が整った、模範的な先行事例となり得る都市をモデル都市群に選定し、試験導入を進める。第3に、国家新型工業化産業モデル基地卓越向上計画をスタートし、「中国製造2025」の最重点モデル基地の第1弾を確定する。この3項目の措置について、中央と地方政府、モデル都市、産業基地が発展に向けて相互連携を進める。
専門家は、中国の製造業は将来的に、◇東部はハイエンド設備製造への転換、◇中部は産業の高度化、◇西部は優位性のある産業のブレークスルーを目指す、という新たな3つの枠組み形成が進むとの見方を示した。
2016年8月に寧波が「中国製造2025」のモデル都市第1号に指定されたのに続き、武漢、泉州、成都なども専門家グループの審査を通過し、モデル都市第2弾となる。工信部によれば、今年は20-30の都市が「中国製造2025」モデル都市となる予定だ。