世界経済フォーラムはロンドンで、国際社会が直面するリスクを分析した『2017年版報告書』を発表し、日々拡大する所得や貧富の格差は2017年の世界経済が直面する主要リスクだと示しました。
報告書では、「専門家は所得や貧富の格差が向こう10年にわたり、グローバル発展を脅かす最大の問題だと指摘した。2008年の国際金融危機以来、世界経済は低迷し続けている。経済成長だけによる社会の根深い問題の修正は困難であり、市場資本主義は根本的な改革が必要となる。ポピュリズム(大衆迎合主義)と反グローバル化の傾向に対抗しなければならない」と指摘しました。
この報告書は世界の約750人の専門家と業界のオピニオンリーダーの見解をまとめたものです。
「中国国際放送局日本語版」2017年1月16日