2016年に環境基準を満たさない11プロジェクトの認可を却下 総額970億元

2016年に環境基準を満たさない11プロジェクトの認可を却下 総額970億元。

タグ: 環境基準 満たさない プロジェクト 却下

発信時間: 2017-01-17 11:19:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

建設プロジェクトの環境評価による参入規制を厳格化することは、汚染をその源泉から防止することにつながる。中国は2016年、「両高一資」(高エネルギー消費・高汚染・資源消費)、低水準の重複建設、生産能力過剰などで、環境面での参入要求に合致しない11プロジェクトの認可を国家レベルで却下した。関連プロジェクトの総投資額は970億元にのぼった。

10日から11日まで開催された「2017年全国環境保護政策会議」で明らかにされた。

建設プロジェクトの環境参入規制の厳格化のほか、中国は2016年、環境保護でもう二つの厳格な措置を実現した。

(1)責任追及の厳格化。中央環境保護督察組(監督チーム)は2016年、河北省の試行地と内蒙古など第一弾の8省(自治区含む)に対する監督を完了し、北京や上海など第二弾の7省(直轄市含む)に対する監督チーム派遣を終えた。監督チームは、国民からの3.3万件余りの通報を受理し、8500件余りを立案・処罰し、4.4億元余りの罰金を科し、800件余りを立案・捜査し、720人を拘留し、6307人を事情聴取し、6454人の責任追及を行った。

(2)環境違法行為の厳しい取り締まり。全国では昨年、日割りの連続制裁金を科された案件は974件、差し押さえ・押収処分を科された案件は9622件、生産の制限・停止処分を科された案件は5211件、公安機関移送・行政拘留処分を科された案件は3968件、環境汚染犯罪の容疑で公安機関に移送された案件は1963件で、それぞれ前年から36%、130%、68%、91%、16%増加した。

環境保護部の陳吉寧部長は、「中国は今年、中央による環境保護監督の全国のカバーを実現し、監督検査の効果の確認も適時に組織・展開し、中央による各項の環境保護の政策決定・手配の実施を推進する」と語っている。

環境立法を引き続き強化すると同時に、今年はさらに、環境の監督管理と取り締まりを強化し、「環境保護法実施年」の活動を引き続き展開し、環境面での取り締まりの厳しい姿勢を維持し、違法な汚染物排出やデータの偽造、取り締まりを受けても違反を繰り返す企業は厳しく処分し、重大環境違法案件に対する取り締まりと処分を強化していく。工業汚染源における排出計画の全面的な基準達成を実現し、規制を超えた排出を行う企業に対しては行政・民事・刑事の面からの責任追及を法にのっとって行い、企業の自覚的な法遵守を促進する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年1月17日

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