2017年新春、美しいスイスの小都市ダボスに世界各国の政界、経済界のリーダーが集結し、世界ガバナンスの整備とリーダーシップの強化について議論を交わしている。
今回のダボス会議には、中国の習近平国家主席が出席した。習主席は「開かれた中国、自信ある中国」を代表し、勇気と知恵を以て、世界のために新たな試練に如何に対処するか、より良い未来を拓くために、中国のプランを提起した。
世界的な問題について、習主席は「中国の態度」を示した。
習主席は、「経済のグローバル化は社会の生産力発展に必要なことであり、科学技術進歩の必然的な結果でもある」と語る。また、「経済のグローバル化は世界の経済成長に力強い原動力を供給し、商品と資本の流動、科学技術と文明の進歩、各国の人々の交流を促した」と述べた。
世界の経済発展が苦境に陥る中、習主席は「中国のプラン」を提起した。
習主席は世界経済のより良い発展に向け、4つの方面について意見を提起した。具体的には、◇イノベーション主導型で、活力に満ちた成長モデルを構築する。◇協調と連携を堅持し、互恵的な協力モデルを構築する。◇時代とともに発展する、公正で合理的なガバナンスモデルを構築する。◇公平で包摂的な、バランスのとれた発展モデルを構築する――。イノベーションと協調を発展の両輪とし、公正と包摂を発展の原則と目的とする。