それでも中国は部品の生産分野を拡大させている。太陽光発電の部品メーカーである中国隆基硅材料有限公司は最近、太陽光電池と太陽光発電モジュールの分野に参入。海外にも生産基地を設立した。太陽光エネルギー産業の主導権を握るのが目的だ。それこそが、中国の物量攻勢で圧迫される韓国と日本のメーカーが高機能先端技術を開発する理由だ。
では現在、韓国企業は本当にその足場を失ったのだろうか。専門家は、中国の物量攻勢に対抗するか、中国の製品を「逆利用」するべきだと提言する。実際、OCIと韓国Qcellsの最近の行動は、上記の提言と符合する。OCIは4507億ウォンでアメリカが運営する良好な発電所を売却した。多結晶シリコン生産に集中するためだ。同社はまた、年間生産2万トンのマレーシアの工場を買収しようとしている。この買収が成功すれば、生産量で世界第2位に躍り出る(7万トン)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年1月25日