「国際金融危機による影響がまだ残り、先進国の失業率が高止まりし、経済回復のペースが緩慢ななか、中国の経済成長率は非常に目を見張るもので、世界経済成長を推進する希望と自信を与えた」。世界経済フォーラム2017年年次総会に参加した世界イノベーションファンドのアレックス・ズワナCEOは記者の取材にこう答えた。
ズワナCEOは、今の世界は地政学的バランスが絶え間なく変動する時代で、世界経済が国際金融危機の影響からまだ抜け出せてなく、先進経済国が依然として経済成長の停滞とデフレのリスクに直面しているとの見方を示した。世界第2の経済国として中国の経済成長は深い印象を与えたと指摘。「中国経済は世界経済成長の自信を効果的に高めた」としている。
中国の習近平国家主席が世界経済フォーラム年次総会に出席したことに触れ、「世界経済の成長エンジンが不足する状況下で、中国の経済成長は非常に大きな成果を上げ、多くの経験を得た。我々は中国の経験を共有することで、現在の世界経済問題の根深い原因を分析し、グローバル経済ガバナンスを改善する適切な方法を探していきたい。習近平国家主席の講演は多くの示唆に富んでいた」と話した。