また、中国が一貫してイノベーション成長に注力しており、最近の中国経済の成長減速は、主に経済構造調整を進めていることに起因しているとの見方を強調。「一つの国が長期にわたり経済の高成長を保つことは不可能で、成長が減速した時、自発的に調整を図ることは正しい対処法だろう。中国の経済規模はすでに巨大で、中国が世界経済成長の主要なエンジンになっている」と説明した。
さらに、ここ数年にわたり中国経済が安定成長のトレンドを保ってきたと指摘。中国の2016年の国内総生産(GDP)成長率は6.7%で、世界の主要国をうならせるには十分な水準だった。中国が現在進めている供給側構造改革は、新たな経済成長ポイントを相次いで出現させる見通しだ。「私は、中国経済の成長モデル転換が進んでいけば、中国経済が新たな成長サイクルを迎えると思う。自国の実力を強化しながら、中国は世界経済の回復で中核的な役割を担い続けるだろう」と述べている。