グワーダル港が開港し、中パ経済回廊による輸送体制が始まるのに伴い、同回廊の建設は大きな進展をみせる。パキスタンパンジャーブ州の Muhammad Shehbaz Sharif主席部長はこのほど、「安定に向かう国際秩序」と題する文章を発表した。その主な内容は以下のとおり。
2017年のスタートは昨年に比べ、世界の平和、安定、安全問題の上で、より深刻な試練にさらされている。世界で突然起きる局地紛争は現在の国際秩序を常に脅かしつつある。国際秩序における現状の問題について、中国首脳はグローバル統治制度改革を積極的に押し進めている。中国が構築しようとしているのは「公正・公平・効率的なグローバル統治制度」である。これは世界の人々が期待しているものでもある。
その第一はアジアインフラ投資銀行などの新たな多国間金融機関の創設である。同銀行の創設は中国が力の及ぶ限り国際責任を担い、同銀行の設立に積極的な貢献を果たしていくことを意味するものだ。同銀行はアジア地区のインフラ投資にかかる資金源であり、同地区のインフラ充実に積極的な役割を果たすものだ。