米メディアは、インテルとフォックスコンがアメリカで先進工場を建設すると発表して以降、アメリカのハイエンド製造業が発展動力を得たようだ――と伝えた。 ニューヨークタイムズ(オンライン版)は10日、その一方、グローバルファウンドリーズ(半導体製造企業)が中国で100億ドルのプロジェクトを行うことを発表したと報じた。このことはハイエンド製造業の重心が依然太平洋のもう一方に向かっていることを物語っている。
新たな先進半導体工場は成都に建設が予定され、大型多国籍企業が中国政府の支援の下で、中国に対する一連の投資の中の最新事例である。先進化が一段と進む新工場では、より近代化したマイクロチップや、メモリーチップ、フラットパネルディスプレイなどが生産されることになる。
こうした動きの背景にあるのが中国政府のスタンス。2013年、北京はマイクロチップの生産能力を引き上げる重要計画を発表した。同チップがミサイルからスマートフォンまでの一連の製品の「頭脳」を担っているためである。「新しい規定では、中国の電子設備製造メーカーは中国製の同チップを購入することになる」あるアナリストは、これらの企業の発展を推進させるもうひとつの原因をこう指摘する。