英国の自動車調査会社「JATO Dynamics」はこのほど、2016年の世界自動車販売台数が、前年比5.6%増の8424万台に達したと発表した。
このデータは世界62の自動車市場の販売台数に基づいている。うち日本・韓国の販売台数は1.4%減、南米諸国は12.4%減と、減少傾向を示している。中国は増加率が最も高い自動車市場で、2016年の自動車・小型商用車の販売台数は14%増の2553万台。米国は1755万台で中国に続き、欧州は1708万台で3位。
JATOのグローバルアナリストであるFelipe Munoz氏は「中国と欧州の販売台数が伸び、日本、ロシア、ブラジルの減少を補った。新興自動車市場を見ると、インドが332万台で実力を示した」と指摘した。JATOによると、インドの自動車市場は発展中で、自動車ローンの供給が拡大している。
2016年に最も売れたのはSUVで、20%増の2432万台に達した。他にも多目的車、ピックアップトラック、大型高級セダンなどがよく売れた。
Munoz氏は「SUVは特定の市場に限らず、世界でシェアを拡大している。この流れは2017年も続く」と補足した。
2016年に世界で最も良く売れた車種は下記の通り。
ヒュンダイ「i10」
フォルクスワーゲン「ポロ」
トヨタ「カローラ」
トヨタ「カムリ」
BMW「5シリーズ」
BMW「7シリーズ」
フォード「Fシリーズ」
五菱宏光
フォード「ムスタング」
日産「エクストレイル(ローグ)」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年2月14日