「新興市場という単一概念を捨て、政治状況が見通せ、かつ、十分な内需によって金融危機に持ちこたえられるかどうかを考えるべきだ」。――こうした見方をする、英国のあるヘッジファンド(運用資産67億ドル)の1月の運用パフォーマンスは、同業他社を引き離した。米メディアが23日伝えた。以下は、そのヘッジファンドとの一問一答。
問:中国の何に投資すべきか。
答:株式だ。多くの優秀な企業が上場している。
問:トランプをどう見るか。
答:教条主義的に見ることはしない。注目しているのは経済政策による具体的影響と、市場が無視しているとみられる具体的影響である。米国の資本支出サイクルの回復と規制緩和に関してトランプが発言する状況が起きることが考えられる。現段階で、為替レートに対する判断は行わない。踏み入れることのできる分野は金融だけだ。前述の状況のダブル作用(信用の膨張と規制緩和)や金利の上昇によってメリットを受ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年2月24日