国資委は16年に「ゾンビ企業」と特殊な困難を抱えた企業(特困企業)計398社の処理・統治を完了した。経営が困難な中央企業(中央政府直属の国有企業)グループ10カ所は、重荷を肩から下ろして、全体で損失を50%削減した。このうち中国■業公司(■は金へんに呂)をはじめとする8グループは損失の汚名を一気に返上した。これと同時に、全国の国有系工業企業1万8600社の利益総額は減少から増加に転じ、12年以降で最高の増加率を達成した。
中国最高人民法院が2月に発表したデータをみると、16年に受理した破産の申し立ては5665件に上り、前年比54%増加した。このうち約3600件は手続きが終わり、85%は破産が確定して清算が行われた。英国紙「フィナンシャル・タイムズ」は、「16年に中国の破産申し立てが激増したことから、中国政府が『ゾンビ企業』の処理や過剰生産能力の削減で進展を遂げたことがわかる」との見方を示す。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月2日