中国石油化工は21日、中国初の大型シェールガス田である重慶涪陵シェールガス田のガス供給量が累計で100億立方メートルを突破したと発表した。中国のシェールガス開発は大規模な商業化の段階に入ったことになり、エネルギー構造の調整促進、省エネ排出削減と大気汚染防止に重要な意義を持つ。
重慶涪陵シェールガス田の1日当たりガス販売量は1600万立方メートルに達し、3200万世帯の需要に対応できる。同ガス田の年間生産能力は今のところ70億立方メートルだが、2017年は100億立方メートルに達する見込みで、その規模は1千万トン級の大油田に相当する。
重慶涪陵シェールガス田は長江経済ベルトの発展に向け、クリーンエネルギーを持続的に供給できる。恩恵を受けるのは、沿線の6省2市と70以上の大中都市、企業1000社、住民は2億人に上る。住民の生活用以外にも、シェールガスの商業開発により産業チェーンも形成されている。重慶涪陵シェールガスを使用する川下企業である中国石化四川維尼綸工場のガス使用量は累計で12.6億立方メートルに上る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月22日