新興経済国と発展途上国の経済成長に伴って国際的な経済力のバランスは大きく変わり、グローバル化は新興経済国と発展途上国が推進・主導する「4.0時代」に入った。
「現在のグローバル化は停滞して前進しておらず、先進国のグローバル化に対する推進力はすでになくなった。今後のグローバル化は発展途上国、なかでも中国やインドなどのアジア諸国が主要な原動力となる」。英『フィナンシャル・タイムズ』の副編集長でチーフ経済評論家のマーティン・ウォルフ氏はこのように話した。
世界第2の経済国、最大の貿易国、第2の対外投資国、世界経済成長の最大の貢献者として中国は、新たなサイクルのグローバル化に寄与することを期待されている。
グローバル化の推進エネルギー転換やシステム高度化のプロセスは複雑だが、そのトレンドを逆転するのは難しい。中国を含む新興経済国と発展途上国が推進する新たなグローバル化サイクルという物語がゆっくりと繰り広げられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月24日