中国のシェア自転車ブームで、都市の街頭で新しい自転車が200万台以上増えている。このブームは中国人消費者と企業の適応力を浮き彫りにしている。2016年の最後の4ヶ月間で、2大アプリの月間アクティブユーザー数が900万人以上も増加した。フィナンシャル・タイムズが伝えた。
シェア自転車業界内の競争は激しく、各社がより多くの自転車を投入することで、市場シェアを争奪しようとしている。これは配車アプリの米Uberと滴滴出行の競争を思い出させる。この競争はUberの敗北宣言により終了した。
今回のシェア自転車ブームは、国内外の投資家から支持を集めている。共享単車によると、同社の時価総額は今月上旬の資金調達後に10億ドルに達し、世界シェア自転車業界で初のユニコーン企業になった。
摩拜単車と共享単車は、収益予想を発表していない。しかし上海中欧国際工商学院市場マーケティング学部の林宸准教授によると、ユーザーが毎回1元支払うならば、摩拜単車の自転車は1台当たり毎日2.3回の利用で、収支バランスを維持できるという。
林准教授は「他にも、少なくとも中国シェア自転車ベンチャー企業8社が、初の大規模な資金調達を開始している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月26日