メディアのまとめた統計によると、李総理は14年だけでも12カ国を訪問し、その足跡はアジア、欧州、アフリカの3大陸に及び、訪問中に少なくとも251件の大型プロジェクトの調印が行われ、金額は1400億ドル(約15兆4840億円)を超えた。その中で特に大型のプロジェクトは、高速鉄道、道路、エネルギー、民生などの分野のものだ。
李総理は、「これは中国経済の質向上、効率向上、バージョンアップを実現させる重要な措置であり、対外開放の新たな優位性を育成し、輸出入に強い開放型経済の新局面形成を推進し、中国経済と世界経済がより高い次元で深く融合する上でプラスになるものだ」と述べ、中国設備の海外進出と国際生産能力協力の加速が中国経済に対してもつ重要な戦略的意義をこのように説明した。
深い意義が感じられるのは、中国企業がインフラ大型プロジェクトを受注してまもなく、北京のシェアリング自転車企業がシドニー市場への進出準備を開始したことだ。世論では、中国のインフラ建設企業がオーストラリアのような先進国の市場を開拓したことの意義は重大だが、これは始まりに過ぎないことを誰もが知っている、との見方が広がる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年3月28日