中国カーシェアリング市場は千億元規模 国内外の大手が相次いで参入

中国カーシェアリング市場は千億元規模 国内外の大手が相次いで参入。

タグ:中国カーシェアリング市場

発信時間:2017-03-31 13:57:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国ではレンタサイクルに続き、カーシェアリングが徐々に広がっている。現在、中国の20都市以上でカーシェアリングが導入されており、嗅覚の鋭い各種資本も競うように集まり、国内外の大手が相次いで参入。カーシェアリングは各業界が注目する新たな投資対象となった。

カーシェアリングアプリをモバイル端末にダウンロードして登録すれば、利用時に端末を取り出してスキャンするだけで、自動車のカギを受け取ってエンジンをかけられる。カーシェアリングは今、中国の各地で雨後の筍のように出現している。

記者のまとめによると、現時点で北京市、上海市、広州市、深圳市など20都市にカーシェアリングが導入され、ブランド、ユーザーどちらもが急速に増えている状況だ。

記者が自動車の受取地と返却地を決めると、アプリ上に車両情報や電池走行可能距離、料金計算方法が示された。「GoFun出行」によると、同社が年初の時点で北京市内に配備した自動車台数は1100台、受取地は100カ所余りとなった。今年末までに、全国20都市以上に事業展開し、利用拠点1000カ所超を目指す。


「カーシェアリングは、自家用車の利用効率を高める。オーナーが長期間自動車に乗らない時に生じる資源の浪費は非常に大きい」。北京汽車出行服務有限公司の王玉静副総経理は、中国では1日当たり延べ4億5000万人の利用ニーズがあるため、公共交通と自家用車の中間に位置するカーシェアリングサービス市場には非常に大きな潜在力があり、急成長が期待できると分析。北汽集団が2014年以降、10数億元を投じてカーシェアリングを開始し、緑行租車、北京出行、北京緑行などのカーシェアリングブランドを打ち出したと説明している。

EVCARDは新エネルギー自動車のカーシェアリング企業「環球車享」の傘下ブランドとして、上海市だけで自動車6000台超、営業拠点2500カ所、1日当たり利用者数は延べ1万5000人、1台当たり平均利用時間は約4時間に上る。昨年12月末に南京市へ進出し、3カ月近くで南京市でのカーシェアリングユーザーを倍増させた。計画によると、今年中に南京市で1200台を投入し、営業拠点を300カ所とする予定だ。

北京市や上海市などのナンバープレート供与枠が次第に逼迫するなか、地方都市がカーシェアリングの主戦場となっている。鄭州市、武漢市、大連市、合肥市、蕪湖市、莆田市、仏山市、東営市などの都市でカーシェアリングが始まった。


安順市では3月15日に初の新エネルギーカーシェアリング一体化運営モデルプロジェクトが始動。3億7000万元を投じ、新エネルギーカーシェアリング拠点200カ所の設立と駐車場7500カ所の改築を目指されている。

2016年4月には、睿馳達新能源汽車科技有限公司が大連市で「氫氪出行」新エネルギー自動車プロジェクトを開始。現時点で新エネルギー車100台余りを保有しており、今年中に全国25都市への事業展開を計画している。

「易開租車」は蕪湖市で利用拠点70カ所超を設け、新エネルギー車1160台を投じているが、休日の利用が困難になるほど人気を博している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年3月31日

 

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