河北省関連の36銘柄、北京市関連の31銘柄、天津市関連の9銘柄がストップ高になった。雄安新区関連銘柄が5日、A株市場に登場し、関連地域の関連銘柄の株価を上げ、稀に見る集団ストップ高という現象を起こした。また米国市場と香港市場の雄安新区関連株も好調だった。
1238億元の資金が集まる
ある個人投資家は5日の取引終了後「ある程度は予想していたが、これほどとは思わなかった」と感嘆を漏らした。
5日の取引終了後、河北省関連の72%に当たる36銘柄がストップ高となった。事前に河北省関連銘柄を購入していた場合、5日に7割以上がストップ高になったことになる。
雄安新区と密接に関連する北京市と天津市では40銘柄がストップ高になり、資金が集まった。
統計データによると、河北省関連の50銘柄の取引額は5日、214億8000万元に達した。1銘柄平均で4億3000万元。
北京関連銘柄は931億8100万元、天津市は91億6400万元で、河北省の214億8000万元を加えると計1238億元となり、A株取引額5763億元の21.48%を占めた。雄安新区関連銘柄をめぐり、1000億元の資金が集まっていることが分かる。
取引終了後のデータを見ると、投資家の雄安新区関連の各銘柄への態度が大きく異なっており、予想外なほどだ。
最も注目されていた金隅股份の5日当日の取引額は1億1600万元のみだが、ある機関が4411万8000元を売り出し、取引額の38%を占めた。金隅股份は最大の標的とされていたが、機関が多くの株を手放すとは予想外だった。
別の関連銘柄である冀中能源と同力水泥は、注目を集めた。うち中信証券上海淮海中路営業部は前者の株を5895万4200元分、後者を4652万6000元分取得した。5日の取引開始前、雄安新区関連銘柄は異様とも言えるほど注目を集めていた。
5日9時25分に取引が始まると、金隅股份、京漢股份、河鋼股份など雄安新区関連の16銘柄がストップ高になった。
業界関係者は「A株は短期的な取引に特に適している。現在の雄安新区関連銘柄については、建材などの建築業界を優先的に選ぶべきだ。金隅股份と冀東水泥は中心的な銘柄だ。業界のリーディングカンパニーの株を検討するべきだろう。これが伸び悩めば、その他の銘柄も調整するようになるからだ」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月6日