2月のショベルカー販売は約300%増 多くの指標が中国経済好調を示す

2月のショベルカー販売は約300%増 多くの指標が中国経済好調を示す。

タグ:ショベルカー,中国経済好調

発信時間:2017-04-07 15:48:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

今年に入り、国民経済計算の主な指標は大きく変化し、全体的に昨年下半期から安定した上昇を続けている。国家発展改革委員会国家情報センターの報告によると、「ショベルカー指数」と呼ばれる指標などの非公式データには中国経済の好調な動きが見られ、多項目で自信指数が大幅に上昇している。

中国工程機械工業協会の最新の統計によると、1月の25社を対象としたショベルカー企業の販売台数は4500台超で、前年同期比54%増、2月は1万4530台で297.6%増となった。

「ショベルカー指数」はインフラ建設を反映したもので、固定資産投資をミクロ的に観察できる。みずほ証券アジア有限会社の瀋建光チーフエコノミストは、道路、橋、建築物などの建設において、土木工事の約60%がショベルカーで行われ、「ショベルカー指数」は中国経済を別の角度から見る「温度計」であり、予想を上回る景気回復であることを示すと話す。

今年に入り、製造業の多項目の指標が上昇し、実体経済の回復の兆しが表れている。国家統計局、中国物流調達連合会の最新の統計によると、3月の中国製造業PMI(購買担当者景気指数)は51.8%で前月比0.2ポイント上昇、2カ月連続の上昇となった。うち、生産指数、新規受注指数、新規輸出受注指数、調達量指数、従業員指数はいずれも前月より上昇した。

各指数の上昇だけでなく、中国経済に対する自信も上昇し続けている。スタンダードチャータード中国中小企業自信指数を見ると、3月の指数は2月の56.3から60.0に上昇し、ここ2年の最高水準に迫っている。販売と生産も大幅に増加し、短期的に見て中小企業の経営は好調な状態が続く見通し。販売経理自信指数は3月に52.2に回復し、ここ20カ月の最高水準に達した。

アジア開発銀行の澤田康幸チーフエコノミストは、「中国は消費とサービス業による経済のモデルチェンジに力を入れている。勢いのある消費支出、インフラへの財政支援、構造改革は工業生産率を高め、中国経済にしっかりとした基礎を築く」と話した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月7日

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