発改委がガソリン車の生産を規制、企業はどこに向かうのか

発改委がガソリン車の生産を規制、企業はどこに向かうのか。

タグ: 発改委 ガソリン車

発信時間: 2017-04-08 15:57:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

国家発展改革委員会(発改委)産業司の年勇司長はこのほど、「関連部門は『自動車投資プロジェクトの管理の改善に関する意見』を作成中だ。内容にはガソリン車製造メーカーの投資プロジェクトの新設の批准の禁止、既存の自動車メーカーのガソリン車生産能力の拡大の厳格な規制、自動車生産能力の観測・分析・早期警戒の強化が含まれる」と表明した。

つまりすでに設立が批准されているガソリン車工場の他に、将来的にガソリン車工場が新設されることはない。さらに既存のガソリン車工場の生産能力も、厳格な規制の対象になるということだ。「生産能力」は一社の実力を示し、販売台数を確保する重要な要素だ。ガソリン車の生産能力の規制は、自動車メーカーの首を絞めることにほかならない。

未来の自動車市場は新エネ車のものであるが、ガソリン車の地位と影響力により、多くのメーカーがこれを手放そうとしていない。まずガソリン車は市場で重要な役割を演じており、需要も依然として旺盛だ。その一方で、新エネ車は政策の力強い支援と宣伝を受けているが、登場した時期が遅く、充電スポットなどの関連施設の整備が進んでいないことから、普及に影響が生じている。また大手各社の新エネ車の発展にはばらつきがあり、一部の企業の技術はまだそれほど成熟していない。そのためさらに一定の過渡期が必要だ。

中国では近年、新エネ車が高度成長しているが、一部の欧米諸国と比べるとまだ大きな開きがある。比亜迪、長安、奇瑞などの中国ブランドは開発を加速し、投資を拡大することにより、新エネ車の分野で一定の成績を収めている。これにより世界的に有名な自動車ブランドとの、技術格差の縮小を加速している。ガソリン車を電気自動車に変える痛みを伴う時期に、ガソリン車の規模を制限し、新エネ分野への投資と研究開発を続けることができれば、その企業は将来的に市場のリーダーになるだろう。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年4月8日

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