フィンランドのヘルシンキ空港では中国人観光客向けに中国語コンシェルジェサービスを提供
中国観光研究院は先ごろ、華運国旅、携程旅遊(CTRIP)と共同で、中国初の海外旅行の市場細分化リポート-《2017年中国の欧州ツアートレンドリポート》(以下、リポート)を発表した。リポートの分析によると、欧州ツアーが昨年多くの外部要因の影響を受けたものの、中国から欧州への旅行者数は6.3%増加した。今年第1四半期は前年同期比103%増で、なかでも東欧と北欧の増加率が高かった。
中国国家観光局の統計データによると、ここ10年にわたり、中国人の海外旅行市場は高い伸びが続いている。昨年は様々な要因の影響が及んで欧州旅行者数の伸びが減速したが、増加率は6.3%を保ち、中国人の欧州旅行者数は延べ513万人の過去最高を記録した。今年第1四半期以降では前年同期に比べ103%増加。うち団体旅行は113%増、欧州市場では割合の低い個人旅行は25%増だった。これについてリポートは、中国人の欧州旅行に対する意欲とペースはそれほど打撃を受けておらず、まだ拡大する余地が大きいとの見方を示している。