独ベルリンの国際標準会議から、朗報が伝わった。中国科学院の研究チームによる「感情インターフェース」標準の制定が正式に許可された。これにより人々は、人工知能(AI)への憶測をたくましくしている。ロボットにも感情が備われば、人間と恋愛することも可能だろうか。
中国青年報は同標準の発起人の一人、中国科学院ソフト研究所マンマシンインターフェース・スマート情報処理実験室長の王宏安研究員から、同会議の情報を得た。中国科学院ソフト研究所、中国電子技術標準化研究院、上海智臻スマートネットワーク科技股份有限公司(小iロボット)が共同提案した「情報技術感情コンピュータユーザーインターフェース枠組み」が、「ISO/IEC JTC1/SC35」会議の国際投票により制定を認められた。
王氏によると、同標準は中国の「ユーザーインターフェース」分野で初めて認められた国際標準プロジェクトであり、国際ユーザーインターフェース分科会初の感情計算に関する標準プロジェクトでもあり、国内外の同分野の空白を埋めたと言える。分かりやすく言えば、マンマシンインターフェースが世界範囲内で、いかに喜怒哀楽を定義するかに関する統一的な「言語」を手にしたことになる。