信頼に基づく期待。英オックスフォード大学の学者ピーター・フランコパン氏は著書『The Silk Roads: A New History of the World』で、「習近平主席が2013年に打ち出した『一帯一路』イニシアティブ及びそのための中国の大きな投資は、中国が未来を考えていることを十分に物語っている」と指摘した。フランコパン氏は「一帯一路」について、ユーラシア大陸さらには太平洋沿岸全体を覚醒させつつあり、人類に全く新たな未来の世界を切り開いたと見ている。成長力不足、投資・貿易の低迷、反グローバル化思想の台頭、不確定要素の増加といった世界経済の直面する幾重もの難題を前に、各国は新たな発展のチャンスを、苦境を打開し、問題を解決する有効な道を探し求めている。「一帯一路」建設を通じて、世界は沿線国と発展のチャンスを分かち合い、共同繁栄を実現する中国の行動を目にし、共に話し合い、共に建設し、共に享受する中国の案によって力を合わせて経済低迷の暗雲を払い、世界経済の成長にプラスのエネルギーをさらに多く注ぐことを期待している。
「一帯一路」建設は人類の未来の発展に着眼した壮大な歴史的事業であり、体制・制度化の整備によって初めてその持続可能な発展が確保できる。「一帯一路」建設が全面的推進の肝要な節目にある中、サミットフォーラムの開催は国際社会の普遍的なニーズに沿ったものであり、「一帯一路」沿線国が次の段階の重要な協力措置について共に話し合い、各国の発展戦略連結の強化をさらに推し進めるうえでの契機となり、沿線国のパートナーシップの一層の深化、連動式発展の実現を後押しする。