(1)市場の需給がやや緩んだこと、(2)エネルギー多消費業界の景況が収縮局面となったこと、(3)国内外の大口商品価格の変動と一部業界需給関係の変化などの影響を受け、価格指数が大きく下落したこと、(4)輸出入の拡張スピードが弱含んだこと。
中国物流情報センターの陳中涛アナリストは「総体的に見ると、景況は安定しつつ、構造的調整局面にある。需給の増加トレンドが調整気味だがファンダメンタルズに大きな変化は見られない」と解説。PMIの主な項目別指数を見ると、市場価格が下落しており、これがインフレ圧力の軽減にプラスに作用し、企業経営活動を良好にし、小企業が回復に向かうとしている。
ロイターが行った25社研究機関のPMI指数調査によると、あるアナリストは中国の第一四半期のGDP成長率を6.9%と見込んでおり、製造業の信頼を押し上げている。また内外の需給は大幅に改善。製造業の良好な拡大基調と経済の短期回復傾向が見込まれている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日