同氏によると、国家級の新区になったことにより、移転支出の形式で財源が投入される。しかし全体的な協調的効率は、短期的GDP成長率15%以上という市場予測目標値を達成できない可能性がある。そのため、レバレッジを持たせたPPP(Public-Private Partnership)スキームが、素早い発展のための重要なツールとなると同氏は指摘する。
「現在、雄安新区の都市建設の土台は遅れた状態にある。そのため、地域内の初歩的発展の重心は必然的に建設プロジェクトとなる。それに、固定資産関連の投資も初期の雄安新区のGDPの主力となるだろう。中央の指示に基づき、雄安新区は第13次五カ年計画期間中に100平方キロから200平方キロ分を完成させる中期目標があり、浙江地域の「特色ある村」と「国家級産業パーク」の一般投資力を参考にすると、控えめに見積もって雄安新区のインフラ建設と公共サービスインフラ投資は5000億元になると予想される。そのうちPPPスキームが重要なプロジェクトモデルとなるだろう。初期的な予測では、今後5年で雄安新区のPPPプロジェクト規模は1000億元を超える」と同氏は話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月4日