韓国・中央日報は2日「チャイナマネーが途切れ、済州の不動産市場から悲鳴が上がる」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。
昨年、済州の住宅市場は盛り上がっていた。新規の分譲市場では平均の請約倍率が数百倍に達する団地が相次いだ。昨年11月、済州市道南洞の住宅団地「ヘモロリッチヒル」は平均130倍、最高212倍だった。
マンションの価格も昨年7%上昇し、韓国全土で最も高い上昇率を見せた。第2空港の建設など各種開発の好材料や人口急増、緩い請約規制などが重なり、実需要だけでなく投資への需要が増えた結果だ。
だが今年に入ると、不動産市場の雰囲気が180度変わった。請約申請が定員割れとなった団地が増え、未分譲住宅も急増している。請約市場が冷え込むことで、住居価格の上昇傾向も一段落している。