中国能建集団はさらに「中国標準」の制定と輸出にも取り組んでいる。国家能源局の委託を受け、電力規劃設計総院が中心となって、中国能建集団が中国と沿線国とのエネルギー協力に関する実施計画を提案。中ロ電力協力に関する研究や大メコン圏地域(GMS)における電力相互接続、上海協力機構(SCO、中ロなど8カ国の協力機構)のネットワークに関する研究といった高度なコンサルティング事業を請け負ってきた。
同社は現在、海外で700件余りのエンジニアリング事業を展開し、大半のプロジェクトに中国独自の標準を導入。中国の標準に基づいて設計された電力エネルギー設備は、徐々に各国に根付き、定着してきている。
同社にとって「一帯一路」とは、相互に協力し、利益を得る道であり、人々の暮らしを支えるとともに友好を深め合う道でもある。同社の幹部は、「「一帯一路」の上で、当社は数多くのナンバーワンを手に入れてきたが、今後ともより多くのナンバーワンを目指し、中国がイニシアチブをとる上で一助となりたい」と意気込みを見せた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月8日