中国の大手国有エネルギー企業、中国能源建設集団有限公司(中国能建集団)は、海外で展開するエンジニアリング事業に中国の国家規格である「中国標準」の導入を進めている。
同社は中国初となる海外での100万キロワット級のIPP独立系火力発電事業や、中東初となるクリーン石炭火力発電事業、中東欧最大の火力発電事業などを手がけてきた。
海外事業と投資事業を行う拠点となる企業を立ち上げ、本部、プラットフォーム企業、リーディングカンパニー、一般企業が連携して海外進出するシステムを構築し、海外事業の集約化やマネジメント水準の向上に努めてきた。
同社は今や中国最大の海外エンジニアリング企業の一角として、「一帯一路」沿線国の電力やエネルギー、インフラ整備事業の牽引役となっている。