北京市税関当局によると、今年第1四半期の北京市の貿易は幸先良いスタートとなった。北京地区(北京の中央企業を含む)の輸出入総額は5000億元の大台を突破し5236億9000万元に達し、前年同期比33.1%増、伸び率は1~2月より0.3ポイント縮小した。うち、輸入額は4384億3000万元で36.9%増、輸出額は852億6000万元で16.6増だった。
貿易形態別では、一般貿易が引き続き増加し、貿易形態の構造は合理化している。統計を見ると、第1四半期の北京地区の一般貿易額は4084億8000万元で29%増、貿易総額の78%を占めた。加工貿易額は714億6000万元で49.7%増、税関特殊監督管理による貿易額は288億4000万元で57.6%増だった。
主な貿易相手を見ると、北京地区と一部の「一帯一路」沿線国との貿易は引き続き大幅増となり、市場は活発化している。うち、第1四半期の北京地区とEU(28カ国)の貿易額は638億8000万元で14.3%増、米国とは508億6000万元で26.8%増、ASEANとは411億4000万元で55.1%増。
輸出商品別では、集積回路をはじめとするハイテク製品が増加。第1四半期の北京地区の機械製品輸出額は431億7000万元で6.1%増、ハイテク製品は176億7000万元で5.1%増だった。
税関総署の黄頌平報道官は先日の国務院新聞弁公室の記者会見で、「今年に入り、世界経済は回復傾向を続け、外需は回復し、国内経済は安定的に成長している。内外の積極的な動きにより、中国の対外貿易は昨年下半期以降、回復している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年5月8日