互恵協力 中国の構想が沿線国に恵みをもたらす
「一帯一路」は、中国だけの独奏ではなく、沿線国による合唱である。
習近平主席は、「皆さんが中国の発展という列車に乗ることを歓迎する。急行列車に乗ろうというのも、便乗しようというのも、我々はみな歓迎する」と述べている。
「一帯一路」は、世界で人口の最も多い互恵・ウィンウィンの運命共同体であり、東ではアジア太平洋経済圏を引っ張り、西では欧州経済圏に接し、アフリカを貫き、ユーラシアを囲んでいる。カバーする国は60カ国余り、人口は40億人以上にのぼり、世界で距離の最も長く、潜在力の最も高い協力ベルトとなる。国際通貨基金(IMF)の予測によると、「一帯一路」沿線国・地域の貨物貿易総額は2020年までに19兆6千億ドルに達し、世界の貨物貿易総額の38.9%を占める見通しだ。
習近平主席は今年1月、世界経済フォーラム2017年年次総会で、「一帯一路」のここ3年余りの成果を世界に示した。積極的な呼応・支持を表明した国・国際組織は100余りを数え、中国と協力合意を締結した国・国際組織は40余りとなり、「一帯一路」の「友達の輪」は拡大を続けている。沿線国に対する中国企業の投資は500億ドル以上にのぼり、一連の重大プロジェクトはすでに現地で実行に移され、各国の経済発展を引っ張り、大量の雇用を創出している。中国が提唱した「一帯一路」は、世界にその恵みを及ぼしている。