海外メディアは9日、世界の需要回復を受け、中国の輸出が4月に好調をキープしたと報じた。
ブルームバーグ(電子版)は8日「中国海関(税関)総署が8日発表した情報によると、ドル建ての輸出額が前年同期比8%増、輸入額が11.9%増となり、貿易黒字が380億ドルにのぼった」と報じた。
世界の需要回復、最大の貿易相手国からの貿易戦争の脅威解消を受け、中国の輸出の見通しが改善された。国際通貨基金(IMF)は今年の世界経済成長率の予測値を上方修正し、外部の需要の先行きが明るくなってきた。
オーバーシー・チャイニーズ銀行のエコノミストである謝棟銘氏は「中国の輸出安定の大環境は、世界経済の回復だ。中国経済は第1四半期にも幸先の良いスタートを切った。この流れは4月まで続いているようだ」と指摘した。
AFP通信は8日「8日発表された公式データによると、世界の需要改善を受け、中国の輸出は4月に2カ月連続で増加したが、増加率は前月を下回った」と伝えた。