4月の輸出は前年同月比8.0%増の1800億ドル、輸入は11.9%増の1420億ドル。貿易黒字は3月の239億ドルから、4月の380億ドルに増加した。
ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行の駐香港エコノミストである夏楽氏は、ブルームバーグに対して「輸出増は世界の旺盛な需要を示した。中国の金融デレバレッジは始まったばかりで、国内経済に影響を及ぼす。輸入データは最も早くこの流れを反映する」と話した。
野村證券の投資銀行部門による分析報告書は「本日の貿易データは、4月の成長がやや鈍化したことを示している」とした。また中国経済の第2四半期の成長率は前年同期比6.8%となり、今年1−3月の6.9%をやや下回ると予想した。
輸出の増加率は3月の16.4%という驚異的な数値を下回ったが、2月のマイナス1.3%から2カ月連続で成長している。
オーストラリア・ニュージーランド銀行のエコノミストである王蕊氏は「最新データは、第2四半期の中国の輸出増加率が疲弊する可能性を示している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月12日