中国国務院新聞弁公室の10日の記者会見での商務部担当者の説明によると、「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)構想の提出以来、沿線国は、経済・貿易協力の分野で際立った成果を上げている。これらの成果は、目に見え、手で触れることのできるもので、沿線国の経済発展に新たな活力を注ぎ込んでいる。
紹介によると、貿易の面では、中国・ASEAN博覧会や中国・南アジア博覧会、中国・ユーラシア博覧会、中国・アラブ諸国博覧会などの展示会をプラットフォームとして活用し、企業の相互交流や交流を促進し、「一帯一路」のビジネスチャンスの共有をはかった。2014年から2016年まで、中国と沿線国の貿易総額は約20兆元に達し、成長率は世界の平均水準を上回った。
投資協力の面では、サービスによる保障を絶えず強化し、沿線国での企業の投資や発展を奨励している。2014年から2016年まで、沿線国への中国企業の対外直接投資は500億ドルを超えた。沿線国での対外請負プロジェクトの新規契約額は3049億ドルにのぼった。これと同時に、外資参入許可の範囲をいっそう緩和し、ハイスタンダードな国際ビジネス環境を整備し、沿線国の中国での投資を引きつけている。
域外経済貿易協力区(境外経貿合作区)の建設の面では、中国企業は、20沿線国で域外経済貿易協力区56カ所を前後して建設し、累計投資は185億ドルを超え、所在国に11億ドルを超える税収をもたらし、18万人の雇用を創出した。