注意に値するのは、3月と比較すると4月の工業付加価値額などの指標でその増幅が下がっていることである。専門家によると、主要な原因は今年のメーデー休暇の影響を受けたこと、しかしこれは合理的な範囲内、予期された範囲内の短期的変動であって、指標の好転傾向には影響はない。
4月、全国の一定規模以上の工業企業付加価値額の増速率は3月に比べると1.1ポイント下がった。国家統計局工業司チーフストラテジストの江源氏は、『これは3月の増幅が短期的に加速した後の正常な反落である。4月の増速は依然として去年以来の数カ月の成長水準を上回っている』
中国経済を観察すると、総量はもとより重要であるが、構造はさらにキーポイントである。データから見ると供給側構造改革は積極的な進展が見られる、産業の構造、需要の構造、投資の構造など改善を続けている。
国家統計局の発表では、生産能力の削減について言えば、今年の鉄鋼の生産能力削減は3170万トン、石炭は6897万トン、到達進度から言えば、それぞれ63.4%、46%である。在庫削減から言えば、4月末の全国の分譲住宅の未販売面積は同比7.2%の減少、減少幅で3月末より0.8ポイント拡大した。