関連政策の実施と関連施設の整備に伴い、中国人観光客の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線諸国への旅行の意欲が高まり続けている。
旅行サイト「驢媽媽」は上海市で9日、「一帯一路域外観光すう勢報告書2017」を発表した。データによると、2016年に一帯一路沿線諸国を訪れた中国人客数(延べ)は、前年の2.7倍増となり、域外旅行全体の増加率を上回った。
同報告書によると、東南アジアは地理的に近いことと、高品質の観光資源により、一帯一路沿線で最も人気の高い旅行先となっている。ロシア、中東などの新興目的地も高い伸び率を示しており、将来的に中国人客の新たな人気目的地になる見通しだ。
旅行サイト「去哪児網」が観光業界のデータを分析し発表した「一帯一路沿線観光人気ビッグデータ報告書」も、この観点を裏付けた。