2日間の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)国際協力サミットフォーラム(以下、同フォーラム)が、豊富な成果を手にした。来賓と世界の関係者はさまざまな面から、同フォーラムを前向きに評価した。うち特に頻繁に用いられている5つのキーワードは、同フォーラムの求心力と団結力を浮き彫りにしている。
キーワードその一:歴史
各国首脳、経済界、学界、メディアは同フォーラムを評価する際に、歴史という言葉を多く用いる。
独シラー研究所の所長は15日に北京で開催された、第5回グローバルシンクタンクサミットに出席した際に、「我々は歴史の大きな変化を目撃した。これは世界の経済秩序にとって、象徴的な意義を持つ出来事だ」と述べ、同フォーラムを評価した。
キーワードその二:自信
同フォーラムは五大陸の約130カ国、約70の国際機関、約1500人の代表者、世界各地の数千人の記者を集めた。この規模そのものが、壮大なる提唱に対する世界の自信を示している。
ロシアのプーチン大統領は14日、同フォーラム開幕式の挨拶で「中国のこの提唱により、我々は未来に十分な自信を持つことができる」と述べた。
キーワードその三:実務
世界の観測筋は、習近平国家主席が同フォーラムの開幕式の基調演説で、多くのデータに言及したことに注意している。資金援助、貿易協定、人員交流、国際援助など多岐にわたり、同フォーラムの実務的な特長を十分に示した。
太和智庫欧州研究センター長のThorsten Jelinek氏は15日、新華社に対して「経済データそのものは、多くの問題を説明できないかもしれないが、データと魅力的な事実が結びつけば、実際に存在する大きな価値を創出する。一帯一路には、この魅力がある。習主席は世界に向けて、非常に前向きなシグナルを発した」と話した。