中国商務部のウェブサイトが発表した情報によると、今年1−4月の全国新設外資系企業は前年同期比17.2%増の9726社に、実質ベース外資使用額は0.1%減の2864億1000万元になった。4月の全国新設外資系企業は前年同月比42.7%増の3343社、実質ベース外資使用額は4.3%減の599億1000万元。
中国商務部外資司の責任者は、1−4月の全国外資導入の特徴を、次のように分析した。
業界の外資導入は全体的に安定を維持した。サービス業の1−4月の実質ベース外資使用額は5.5%増の2124億9000万元で、全体の74.2%を占めた。うち建築業は146.3%増、運輸サービス業は39.9%増、情報・コンサルティングサービス業は6.4%増。
製造業の実質ベース外資使用額は717億2000万元で、全体の25%を占めた。うち化学原材料及び化学製品製造業は32%増、汎用機器製造業は28.4%増。
ハイテクサービス業の外資導入が高い成長率を示した。ハイテクサービス業の1−4月の実質ベース外資使用額は12.4%増の365億6000万元。うち情報サービスは3%増、研究開発・設計サービスは3.8%増、科学技術成果転化サービスは62.9%増、環境観測・ガバナンスサービスは172.8%増。
香港地区、台湾地区、EUからの投資が高度成長を維持した。上位10カ国・地域の1−4月の実質ベース外資投入額は2699億5000万元で、全国の実質ベース外資使用額の94.3%を占めた。うち香港地区は15.7%増、台湾地区は52%増、EUは9.3%増(これらの国・地域の自由港を通じた投資を含む)。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月19日