CCGシニア・フェロー、元商務部(商務省)米州大洋州局長の江山氏は「中米は相互信頼を構築し、経済政策協力を強化する必要がある」と指摘した。
世界第一、第二の経済大国である米中の協力は世界経済への貢献となり、両国民に利益をもたらすことができる。中米「100日計画」に基づき見ると、中米の二国間貿易は非常に重要であり、金融、サービス、環境保護、インフラ、エネルギー分野で双方の協力には大きな将来性がある。
江氏は「当然将来にはさらに多くの試練があり得る。例えば貿易赤字、市場参入、サイバーセキュリティーの問題は、米国の抱える問題だ。中国もいくつかの問題に直面している。例えば国有企業への疑問の声、輸出規制もある。われわれはこうした問題を真剣に解決する必要がある。中米は相互信頼を構築し、経済政策の協力を強化することで、こうした問題により良く対処できる」と指摘した。
CCG特別招聘シニア・フェロー、中国民生銀行研究院院長の黄剣輝氏は「中米のインフラ協力には大きな余地がある。まず、人類の日常生活の範囲は交通インフラに依存している。交通インフラの改善と技術の進歩に伴い、人々の時空の概念も変わり、伝統的な空間的距離感はすでに時間的距離感に取って代わられている。これによる環境共有は人類の資源共有の能力、規模、空間的範囲、効率を直接左右している。中国はインフラ分野で世界で最も豊富な経験と最も大きな能力を持っており、中米のインフラ協力には非常に大きな将来性がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年5月25日