中国財政部が24日に発表したデータによると、1-4月の全国国有及び国有ホールディング企業(以下、国有企業)の経営状況は安定しつつ上向いた。国有企業の売上高と利益は、引き続き比較的高い伸びを維持している。国有企業の利益総額は前年同期比24.8%増の8247億5000万元で、うち中央企業は14%増の5827億4000万元、地方国有企業は61.3%増の2420億1000万元となった。
国有企業の主要経済収益指標をみると、1-4月の国有企業の総売上高は15兆5829億7000万元で、前年同期に比べ17.5%増加した。うち中央企業は16.3%増の9兆5269億5000万元、地方国有企業は19.5%増の6兆560億2000万元。
総営業コストについて、国有企業は15兆545億2000万元に16.7%増え、販売費用、管理費用、財務費用はそれぞれ8.5%増、5.8%増、5.5%増となった。うち中央企業は15.9%増の9兆988億3000万元で、販売費用、管理費用、財務費用は4.7%増、3.5%増、1.4%増。地方国有企業は17.8%増の5兆9556億9000万元となり、販売費用、管理費用、財務費用は14.8%増、9.1%増、10.3%増だった。
産業別で、1-4月は前年同期が赤字だった石炭、鉄鋼、非鉄金属などが黒字を保った。石油・石油化学などは前年同期比の増益率が高かった一方、電力などは減益率が大きかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月25日