中国国家開発銀行(CDB)はブルガリア開発銀行とこのほど、ブルガリアの首都ソフィアで融資協議を締結した。CDBがブルガリア開発銀行に貸出す8000万ユーロはブルガリアの中小企業支援と「一帯一路」協力プロジェクトに充てられる。CDBからブルガリア開発銀行への融資はこれが2回目で、1回目は2009年に500万ユーロの融資が実行された。
「一帯一路」建設により中国は世界とより緊密に繋がりつつある。中国と伝統的な友好関係のあるブルガリアは、バルカン半島の要衝の地にあるうえEU加盟国でもあるため、地理的に大きな強みを持つ。ブルガリア政府は「一帯一路」協力に非常に積極的で、「一帯一路」の枠組みの下で中国と全方位的な協力を推し進めたいとしている。
資金融通は「一帯一路」建設の重要な支えとなる。ブルガリアは「一帯一路」沿線国であるとともに、発展途上国でもある。インフラなどの重大プロジェクトと中小企業の発展はいずれも資金不足などの問題に直面しており、国際社会の支援を必要としている。「一帯一路」構想はまさにこのニーズに沿ったもので、「一帯一路」協力は柔軟で効率の高い運営モデルを通じて、中小企業に活発な資金供給を行う。