港珠澳大橋香港接続線が全線貫通 年内に開通条件整う見通し

港珠澳大橋香港接続線が全線貫通 年内に開通条件整う見通し。

タグ: 港珠澳大橋

発信時間: 2017-05-24 08:50:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港特区政府路政署は18日、全長12キロメートルの港珠澳(香港・珠海・マカオ)大橋の香港接続線がすでに全線で貫通したと発表した。香港区間の建設にとっての重要な一里塚となる。路政署は、港珠澳大橋の香港区間の工事が年内に竣工し、開通条件を整えることに自信を示している。

港珠澳大橋香港接続線の観景山トンネルの最後のプレハブモジュールは16日、機場快線(エアポートエクスプレス)下方の最終的な位置へと運搬された。このモジュールの重さは約5000トンで、大型旅客機「ボーイング747」27機分に相当する。トンネル内のすべての掘削工事も完了し、今年3月にすでに連結している高架橋区間と合わせて、港珠澳大橋の香港接続線は全線が貫通した。

香港特区政府運輸・住宅局の張炳良局長は、港珠澳大橋の香港区間の建設現場を訪れ、プロジェクトチームと現場の作業員を励ました。張局長は、「この成果はたやすく得られたものではない。プロジェクトチームは、香港接続線が2012年に起工して以来、団結して協力し、苦労をいとわず、さまざまな困難と試練を克服してきた」と語った。

路政署の鍾錦華署長によると、観景山のトンネル工事は、さまざまな地質・環境面での制限を克服するため、4種類の異なる建造方法を採用し、それぞれの技術的な困難を克服した。観景山を貫通する区間は穿孔・発破方式で掘削し、空港路区間は地下掘削方式で施工し、填海区は開削方式で掘削し、機場快線区間はボックスカルバート推進方式で方形のトンネルプレハブモジュールを機場快線の下方で推進させて建造した。

トンネル区間の各工事においては、機場快線の下方で行われたボックスカルバート推進工事が最も複雑で困難だった。こうした方法での道路トンネルの建造は香港では初めてだった。工事前、一年の時間をかけて、機場快線の下方で土壌の強化を行い、機場快線への影響を低減させる必要があった。推進系統は、精密コンピューターによって複数のジャッキの同時推進を制御する必要があり、技術的な要求は非常に高い。プロジェクトチームの努力を経て、この区間のトンネルはすでに貫通した。

高架橋工事では、香港国際空港に隣接するために厳しい高度制限を受けることで、多くの試練がもたらされた。例えば、空港の南側の滑走路の隣にある空港水道高架橋区間は、滑走路の夜間閉鎖の時間にしか工事ができない。

港珠澳大橋香港接続線は、片側3車線の6車線道路で、全長約12キロメートル。大陸部の水域にある港珠澳大橋の主橋と香港口岸(通関地)を連結する。約9.4キロメートルの海・陸高架橋、観景山を貫く約1キロメートルのトンネル、空港東岸に沿って埋め立てによって作られた約1.6キロメートルの地上道路からなる。

香港接続線の路面舗装と道路設備の設置工事は現在、計画通りに次々と完成している。香港口岸ではさらに、旅客検査ビルや輔助建築、橋梁、車両通関広場、関連施設などその他の施設の工事も進められている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年5月24日

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